ドライバーとは
ドライバーとは、Windowsとデバイスとの間の通訳者のような役割を担っています。 たとえば、Windowsがモニター上に何かを表示する必要があるとき、グラフィクスカードにコマンドを送り、グラフィクスカードがモニターにWindowsが要求しているものを表示します。
しかし、Windowsとグラフィクスカードは同じ言語では話しません。 お互いを理解するために、通訳者が必要となります。 その通訳者がドライバーと呼ばれているものです。 Windowsのコマンドを受け取り、グラフィクスカードが理解できる形式に変換します。 ビデオカードが指示されたとおりに実行することができ、モニターに正しい情報を表示します。
同じように、グラフィクスカードが何らかの応答をWindowsに送る必要がある場合、ドライバーがその応答をWindowsが理解できる形式に変換します。
この例では、ビデオドライバーについての話になりますが、コンピューターには他にも多くのドライバーがあります。 スピーカー、プリンター、マウス、USBハードディスク、ネットワークカード、キーボードなど、それぞれのデバイスに関連付けられたドライバーがあります。
これらのドライバーなしでは、動作するデバイスはありません。
ドライバーがなかったり古かった場合に起こること
時々、MicrosoftはWindowsがデバイス (たとえば、ネットワークカード) に送るコマンドを変更することがあります。 これが起こると、そのデバイスのメーカーはデバイス ドライバーも変更する必要があります。 新しいWindowsコマンドを適用する必要がある訳です。 そうしないと、ドライバーがデバイス用のコマンドを変換することができなくなり、デバイスが正しく動作しなくなります。
デバイスのメーカーがデバイスの動作方式や機能を変更するときにも同じことが起こります。 メーカーはドライバーも変更する必要があります。 そうしないと、Windowsがデバイスと通信できなくなったり、新しい機能が使用できなくて、結果としてデバイスが正しく動作しなくなります。
「デバイスが正しく動作しない」と書きましたが、これが単に新しい機能や軽微な不具合修正が実現しないことを意味するに過ぎないことがあります。 しかし、これよりも遥かに大きな問題となることも頻繁にあります。 PCがハングアップ、クラッシュ、あるいは完全に動作しなくなることも起こり得ます。 たとえば、ハードディスク ドライブを制御するドライバーがあります。 Windowsがハードディスクと通信できないと、ドライブ上のどのデータにもアクセスできなくなります。 同様に、Windowsがネットワークカードと通信できないと、インターネットにアクセスできなくなりますし、グラフィクスカードと通信できないと、モニターに何も表示されなくなります。 これらは古くなったドライバーによって発生し得る深刻な問題の一例に過ぎません。
ドライバーを最新の状態に保つのにWindowsが当てにならない理由
Windowsには、「Windows Update」という、ドライバーを最新の状態に自動的に保つためのツールが装備されています。 残念ながら、このツールはあまり適切に動作しません。
それには、2つの理由があります。
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デバイスのメーカーがWindows Updateにドライバーを提供するまでにしばしば長い時間を要する - これは時間がかかる難しい処理なのですが、期日に間に合わないと、次のWindows Updateまで待たなければならなくなります。 実際、古めのデバイスでは、これが日常的になっています。
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Windows Updateが優先度が低いドライバーの更新するを無視する
Windows Updateは、更新できるドライバーを分類し、優先度が低いドライバーの更新も重要であったとしても通常はあまり考慮されません。優先度が低いドライバーを手動で更新できるのに、前述の通り、すべての最新のドライバーを取得することはできません。
ドライバーを更新する方法
さて、古いドライバーが非常に多くの問題を引き起こす理由や、Windowsがドライバーの更新に関しては当てにならない理由が分かったところで、疑問はどのようにして自分でドライバーを更新するかということです。 手動または自動のいずれかでドライバーを更新することができます。
Driver Easyへのご質問
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